子どもの記憶 小さいころに通った場所

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高校を卒業してすぐ、教習所へ通いMTで免許を取得しました。
(今はATで免許を取得する人が多いので、これは少しだけ自慢です^^)
今はもうATしか乗れないと思いますが、いつかはMTの車にも乗りたいなと思ったりしています。
高校卒業と同時に通い始めた教習所で担当の先生は、昔、父と母を担当した先生でした。
父母のすすめもあったのでその教習所を選んだのですが、私の周りでは割と厳しいことで有名だったので、ほかの教習所へ行く子も多かったです。
ですが父や母から先生のやさしい人柄を聞いていたので、私も先生を指名してお願いすることにしました。


親子2代でお世話になる先生、どんな先生かなと思っていると、優しそうな年配の先生がやってきました。
「あー、あなたが〇〇さんの娘さんね、よーく覚えてるよ、特にお母さんのはね」
と。私の母は運転がなかなかうまくできず、泣きながら仮免許の試験を受けていたそうです。
そんな母も何とか免許を取得できたので、私も少し気を楽にして教習を受けられたのかもしれません。
一通り、教習コースを終えると先生は一言、
「あんたは、お母さんと真逆ね。お母さんはいつも不安そうだったけど、娘のあんたはお母さんとは正反対だ。」と。
私は、母とは真逆だと言われてしまいました。
たしかに、高校を卒業して免許を取るのは夢であったし、何より毎日教習に行くのが楽しくて仕方がなかったのです。
そして、小さいころに来ていたことも少し覚えていたので、自分が母が通っていたところと同じ場所に来ていることが少し大人に近づいたような気がして嬉しかったというのもあります。
4歳くらいのころに、なぜか定期的に小さなバン(教習所のバス)に乗って、お母さんと妹と一緒に遠いところへ行って、少しの時間だけお母さんと離れ離れになるという感覚でとても不安だったのを覚えています。
託児所つきの教習所だったので、まだ小さかった私と妹は母が教習を受けている間、託児所に預けられていました。
時代が流れ、私が小さいころにいた託児所は今は使われていませんでしたが、跡に残っているものはそのままでした。
空き時間に「私が小さいころに来ていたのは、ここだったんだ」と、ひょこっと託児所を見て高校を卒業したばかりの私は何だか不思議でした。
親子2代でお世話になった先生には、親切にあたたかく指導していただき、無事に免許を取得し今に至ります。
小さいころには、なんでお母さんが離れていくんだろう?と思っていた場所でしたが、成長してみるとその意味がはっきりと分かって懐かしく感じました。
今は母になった私ですが、もしかしたら私にとって普通の日常が、YOUにとっては不思議な日常だと感じることがあるかもしれないです。
私と同じように、これからYOUも似たような経験をしていくのかもしれないですね。

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